末広と扇子

末広をさした色無地
末広をさした色無地

5月も終わりが近づき、もうじき単衣の季節がやって来ます。
天気がいいとじんわり汗をかくくらい。

こうなってくると着物の時にはお扇子が欲しくなります。

知ってるようで知らない「末広」

今日は結婚式や叙勲式のお客様からよく尋ねられる「末広」についてお話ししますね。

留袖、特に新郎新婦のお母様や仲人様には必須アイテム。

黒留袖には婚礼用の黒骨金銀の末広を持つ決まりとなっています。

また、色留袖や訪問着などには、末広でも「白骨の末広」を使用することができるのです。

もちろん末広自体を使用しなくても問題ありません。

婚礼用の末広(黒骨)
これが一般的な婚礼用の末広です

よく、茶道で使うお扇子や、日舞などの踊りで使用する「舞扇(まいおうぎ)」「舞扇子」を持っってこられる方がいらっしゃいますが、お着物で使用するものではないんです。


お茶では結界を作るためや挨拶に使い、踊りでは振りなどまさに踊りの一部として使いますので、それ自体の意味合いが違ってくるんです。

「末広」はその字の通り「末広がり」裾に向かって広がる「繁栄」などの縁起の良い意味を持っていますので祝いの場で使われます。

末広と扇子は違いますよ〜。
仰ぎませんよ〜。
お写真の時にちょっと手に持つことがあるくらいで、ほとんど帯に挿したままです。

気をつけてくださいね。


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