浴衣で使用する半幅帯は、幅(太さ)が17cmくらい。
その中でも幅が細い「細帯」。
幅はおよそ15cm。
この2cmの差が、背の低い人にとっては大きな意味を持っています。
背の低い人の場合、半幅帯を腰骨を意識して巻くとどうしても上側が胸にかかってしまいます。
なので、巻く際に幅を少し折って巻くのですが、デザインによっては少し残念なことになってしまいます。
そして前側を少しラウンドさせてグググっと下げてみたり…
(逆に背の高い方の時は、あえてズラして巻いて幅を出したりしますね。)
普通に名古屋帯の方が巻きやすいくらいです。
そこで嬉しいのがこの細帯。
普通に巻いても上半身がスッキリしてるんです!
通常の半幅帯と同じくらい、このタイプが流通してくれると嬉しいののに。
今日は背の低い人の着付け時の意識を、ちょっと書かせてもらいました。
そのうち身長や体型ごとの着付けについて詳しく書きますね。