お正月をこえるとすぐに成人式がやってきます。
大半の成人さんはもう衣装や小物、髪飾りの準備は済んでいるかと思います。
今年はどんな振袖さんたちに出会えるのか、
また、どんなお着物が多いのか、
非常に楽しみなところです。
成人式の振袖にも傾向はありますよ〜
洋服のように「流行」というわけではありませんが、ほんのりとした傾向みたいなものが成人式の振袖にもあるんです。
大手呉服店のカタログをのぞいてみましょう。
高島屋
https://www.takashimaya.co.jp/store/special/gofuku/furisode.html
三越
https://www.mitsukoshi.mistore.jp/nihombashi/event_calendar/hanakosode.html
鈴乃屋
https://www.suzunoya.com/furisode/
ジョイフル恵理
https://furisode.joyful-eli.com/catalog/
京都きもの友禅
https://www.kyotokimonoyuzen.co.jp/item
きものやまと
https://www.kimono-yamato-furisode.com/
東京は古典などの正統派が主流となります。
この正統派な中でいかに美しく着こなすか
ちょっと個性を出したいなら、
半衿や小物使い、そして髪飾りで表すのがまとまりもいいですね。
グッと個性を出すなら、
振袖も髪型もモダンで粋にしたり、アンティーク調でお洒落に飾ったり、
東京の女の子たちはコーディネートにもこだわります。
ママ振り（ママの振袖）も人気があります
お母さんが二十歳で購入した振袖をお嬢さんが着るお家も多いです。
お母さまとお嬢さまの身長差が5cm以内で、羽織って床に10cmくらい引きづる状態あれば、おはしょりは大丈夫だと思います。
ただ、最近のお嬢様たちは腕が長いので手首がニョキッと出てしまうのは仕方ありません。
そんな時はお洒落に手袋（グローブ）をコーディネートとしてする、なんて事もありです。
今風にしたい。
でもあまりお金をかけれない。
そんな時は小物をチェンジしましょう。
昔の長襦袢の半衿は「白無地」のことが多いです。
なので、この半衿を今のお嬢様の好みの刺繍衿に変えるのもオススメ。
半衿つけは最近やり方が動画でもいろいろアップされています。
ただし、上手につけないとせっかくの刺繍が全然見えない！なんて事もありますから、心配なら呉服屋さんに相談してつけてもらうのがベストですね。
次に重ね衿：かさねえり（伊達衿：だてえり）を変えてみるのも良いですよ。
この1色・2色の変化で振袖が変身しますからね。
お嬢様の好みの雰囲気で、帯や小物・草履バック・髪飾りの色と合わせてみてください。
着物や帯を変えることはお金もかかりますので大変な場合もあります。
でも、帯じめや帯あげ、伊達衿や半衿などの小物でしたら、優しい価格で新調できます。
検討してみるのも良いかと思いますよ。
ママ振りを着る場合の注意
大事に保管されていたことと思います。
気をつけたいのはムシクイやカビのほか、糸の劣化、金銀箔の剥がれ、身八つ口の破れ、刺繍のほつれ、においやシミなどの汚れなど。
20年経っていますから経年劣化は仕方がありません。
当日、お嬢様に最高のコンディションで着てもらうためにも、必ず一度確認をしましょう。
シワ取りも必要となりますから、必ずプロに相談しましょうね。
（ご自身でアイロンをかけようなんてしないでください！！）
まとめ
当日は朝も早くバタバタと時間が過ぎます。
実際お着付けをしていて、眠い〜〜と嘆いているお嬢さんたちも
メアメイクをして着付けをして
と準備が進んでいくと、目がキラキラ輝いていくんです。
まさにお姫様の魔法の時間✨
鏡の中には見たことのない新しい自分が立っているわけです。
だいたいのお嬢さんがこんな経験したことない！って感動してくれるんです。
そうですよね〜。
その前の機会といえば七五三か十三参りですから、大人になって一番最初のプロの手による変身です。
ぜひぜひ納得がいく出来栄えで、満足してお出かけしてもらいたい。
そのために、わたしたち着付け師も全力でお支度させていただきます。
今度のお正月は休みが長くなるかもしれませんね。
体調管理は万全にして当日を迎えてください。
ブルージュは着付けの専門店。お家で着物をきてみませんか？
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