ネットレンタル(宅配)で上手に着物を借りてもらうために

最近はインターネットで着物が借りられるという便利な反面、「よく分からないけど借りてみた」という、なかなかチャレンジャーな人も少なからずいらっしゃいます。

そこで、インターネットで着物を借りるときに気をつけてもらうことを上げていきます。

着物をレンタルする時に気にすること

ショップの多さもさることながら、種類もデザインも豊富すぎて迷ってしまいますね。

まずは着物の種類を決めたら、色やデザインに目が行くとは思いますが、まず大事なのは「サイズ」。

身長

これは大きな分には良いとは言いますが、あまりに大きいとおはしょり部分(帯の中)に大量に収めることとなります。もしご自分で着るのでしたら、おはしょりなどの扱いが難しくなってしまいます。身長より大きいといっても5cmくらいまでがよろしいかと思います。

ヒップサイズ

これを選択肢に入れてくれているお店は親切だなぁと思いますね。

女性の体はどうしても年とともにヒップサイズが基準になってきますので、「丈や上半身はいいけれどヒップサイズが足りない。」なんてことがよくあるんです。

上前と下前の合わさる布が少なくなるため、着心地が落ち着かなくなりますし、場合によっては太ももが前から見えるなんて事も起きてしまいます。

なのでヒップサイズの確認を絶対にススメます。

対応バストサイズ

通常であればそこまで気にしないでいいのですが、バストが大きな方はこれが重要です。特に腰回りや全体が細身でバストだけが大きい場合に、そのスリム体型に合わせた着物や長襦袢では胸が届かないなんてことが。

長襦袢は子どものように引き紐をつけて開かないように細工ができるのですが、着物はそうはいきません。

恥ずかしがらずにそのことをショップに伝えて着物を選ぶことが、当日美しく過ごすための秘訣になりますよ。

色とデザイン

サイズを絞ったらいよいよお好みの着物探しです。

デザインの目安としてよく言われるのが、
小柄な方は細かいお柄を。
長身や大柄な方は大きめな柄を。

背が低い人が大きな柄を着た場合、帯の下のおはしょりで、ズバッと柄の途中でデザインが切れてしまうんです。なんとも悲しい・・・しかも大きいだけにちょっと目立ちますね。

逆に大柄な人が細かいデザインのものを着た場合に、デザインのつき方によっては無地の部分が目立って淋しい印象になったりします。

色ですがこれはお好みです。

ただこれまでの経験上、生理や授乳中などの心配があるときはやはり濃いめの色を選んでおく方が安心です。

ただでさえいつもと違う状況に出かけるのですから、不安要素は減らしたほうが1日を楽しく過ごせます。

ネットレンタルの時、確認しておくこと

自前で準備するものはある?

ショップによって入っている中身が違います。

補正用のタオル・肌着や裾除けそして足袋 これらは自前のこともよくあります。必ず借りる際に確認をして、なければ準備しておきましょう。

お店によっては「いちおう着物が着れる道具の一式」として貸し出していることがあります。ただ、これが本当の本当の最低限のものだったりもします。
なので着付けを依頼した先の「持ち物リスト」と見比べて、ちょっと足りないと思ったら持っていく方がいいですよ。また持っていくべきかよくわからないようなら、着付け先に質問して安心して当日を迎えましょう。

着付け師も使用するものや数はまちまちでして、それぞれがベストと考える状態がありますので、迷われたらまず問い合わせるのが一番です。

どこに届けてもらうの?

レンタルした荷物をどこにいつ届けてくれるのか確認しておきましょう。

もしイベント先で着付けをする場合、その着用する日の前日までにその場所へ届けでもらえるのか。
これは大事ですからね。

もしご自宅に届けてもらう場合は、チェック用紙が入っていますからそれを見て必ず中身を確認しておきましょう。ただ、ご自宅以外の場所でお着付けをする場合に、荷物を出したら仕舞えなくなってしまった方もいます。それは困るので、明細だけ見て確認をして、他のものは触らずに当日着付け場所へ運びましょう。

ご自宅で着付けをする場合は、前日には普通のハンガーでいいので着物はかけておく方がいいですよ。

返却のしかたはどうなっていますか?

まずはレンタル期間を確認して、それがいつまでにどうやって返却しなければならないのかをちゃんと確認しましょう。

だいたいのレンタルショップでは、荷物と一緒に宅急便の返却伝票が入っているので、送られてきた箱やバックに借りたものを入れて、その伝票を使って送り返します。

結婚式やパーティーなどの場合、夜遅くまで着て返却はその翌日になることが多いですね。
ホテルや会場などでしたら、そこのフロントなどから遅れたりしますが、場所によっては発送できる場所(コンビニなど)を探していかないとなりませんから確認しておくといいですよ。

まとめ

自前の衣装はもちろん楽しい。でも、だいたいお仕立てで購入されると自分好みのものに偏りがちです。

そこで頼もしい味方となるのが貸衣装。

せっかく借りるのなら、これまで選んでこなかったようなデザインに挑戦して見るのも楽しみです。

また、遠方に出かけて現地で着付けとなった時には、着物一式ってかなりの大荷物となりますので、貸衣装で着付けをする場所に届くようにしてもらって、着用を終えたらそのまま宅急便で返却。

とても身軽で手間がかかりません。

忙しい時期やイベントの際には、上手に利用してみてはいかがでしょうか。


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