着物を着たらなおさらも持ちたくなるアイテムの一つ「日傘」。
最近では男性や小学生も日傘を愛用しているそうですが、海外ではあまり日傘をさすという習慣がないそうですね。絵画で言ったらモネの作品で日傘をさす女性を見かけるくらいでしょうか。
ヨーロッパなどでは雨の日の傘すらあまりささないという、日本人からしたら驚きの話しです。
ふだん使いはもちろん、オシャレ使いもしたい
さてさて、日傘の話しですが私も何本か持ってはいるのですが全て市販のもので晴雨兼用、たしかに軽くてコンパクトなんですが見た目が「ザ・傘!!」なんです。
可愛いんですけどなんだか味気ない。
オシャレよりも利便性が優先されてる感じがします。
普段使うには全然いいのですが、お着物や浴衣を着たときに持つというイメージは、残念ながらほぼないですね。
そこで、最近気になっているのが「着れなくなったお着物を日傘に作り変える」というサービス。
母親やお祖母さんの思い出の着物や頂きものの着物など、大事にとってはあるけどサイズが小さくて着れなかったり、ちょっと自分が着るイメージではなかったり、でも処分はしたくない。
昔の着物はとても可愛かったり、とてもいい生地だったりするのですが、どうしても裄(ゆき・背中の中心から袖口までを測った長さ)が短かったり、身長が小さなお祖母様のものだと身丈がとても短かったり、物によっては糸自体が古くなり縫い目の部分が危うい感じになっていたり。
着たいと思っても、実際着れないこともあるんですよ。
そこで!
そういう大事なお着物を、オリジナルの日傘に変身して貰えるなんて、もう〜スゴくないですか?
今回は、この着物からリメイクして日傘を作ってくれるというショップをリストアップします。
着物をリメイクして日傘が作れるお店を紹介
どのショップさんも郵送でお願いできますので、地域かまわず載せていきます。
母傘屋(かあさんや)
徳島小松島市のお店で、生地(着物)を送って作ってもらえます。傘の骨・持ち手のデザインで3種類のお値段があるようでして、インスタグラムではたくさんの写真がのっているので参考になります。
あきざくら
取り扱っている店舗が、東京では文京区・渋谷区・千代田区・中央区に、そのほか京都やフランスにもあり、直接スタッフの方に相談して依頼することができるそうです。
海外に向けグローバルに活躍されているショップさんで、インスタグラムには数々の実際の作品の写真が載っています。
わたなべ洋傘店
もともと洋傘屋さんで福島郡山市にショップをかまえており、傘のサイズ(43・45・47・50cm)や骨の数(8本・10本)を選ぶことができるそうです。
オリジナル・タカコ
群馬県桐生市のショップさんで、連絡方法は電話またはFAX。
日傘はサイズ50cmで、傘と合わせでバックなども同じ着物で注文できるショップです。
ひがさや
愛知県一宮市にある着物リメイクでの日傘製作の専門店。ショップにはたくさん注文品が置いてあるそうなので、お近くの方は直接相談しに行くといいかもしれません。
かさはな
大阪市の会社さんで、持ち手や骨・ボタンなどお好みのデザインを選んで、自分オリジナルの傘が作れます。
また着物じゃありませんがウェディングドレスをウエディング傘にも作ってくれますよ。
atelier すずきの洋傘
岐阜県海津市にアトリエがあって、日傘以外にもインテリアに使える「ミニチュア日傘」というものも作られています。名古屋三越星ヶ丘店に商品を出しているそうなので、お近くの方は実物を見に行ってもいいですね。
まとめ
知り合いがお祖父様の着物で作ったそうなんです。
黒に近い紺色。
とっても格好いい。
お店によっては持ち手の部分もいろいろ選べるらしく、彼女のはゴツゴツしたまっすぐな「木」でした。
開いたとき、ある一つの面に最も印象に残っている柄が出るようにしたらしく。傘を開くたびにお祖父さんを思い出せ、まさに唯一無二の日傘ですね。
いい話し。
気持ちが優しくなります。
傘に変身させたいお着物をお店に送り、一点一点職人さんが手作業で作り上げていく。
制作期間はどこのお店も1か月や3か月とか、それなりにかかるようです。
当然。
美しいものにはそれなりの時間が必要です。
完成するまでのなんとも待ち遠しい日々。
大切な方への贈り物にするのも最高じゃないでしょうか。
ブルージュは着付けの専門店。お家で着物をきてみませんか?
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