浴衣を楽しもう 〜着るとき

それでは早速!

浴衣を着てみましょう!!

今は素晴らしい動画がたくさん出てますね。

そんな動画を参考にご自身で着てみたり、お子様に着せてみたというお母さんもよくいらっしゃいます。

ただ残念なことに、お祭りの時などに紐が緩んで裾が落ちている人や、ゆるーく着たために帯がずり落ちていたりなど。

ちょっと悲しくなります。

では、そんな事にならないように、浴衣を着るポイントをお伝えしましょう。

タオルをウエストにくるっと巻いて

補正というと夏にはちょっと暑さで嫌がられますが、フェイスタオルを1枚できたら2枚、紐が当たる場所に巻くだけでいいんです。

このタオルがあるだけで、紐の食い込みが痛くない。

さらにはしっかり浴衣が抑え込まれて摩擦が起きる為、いっぱい動いても着崩れしにくくなります。

裾はくるぶし辺りがベスト

浴衣を着るときは、まず裾の長さを決めます。

このとき目印として「くるぶし」に裾の長さを決定して着ましょう。

裾があまり短いと幼くなり「お子様の浴衣姿」になってしまいますから注意してください。

基本中の基本自分の左側が上

着物では身頃の左側を「上前」と呼びます。

この上前である左側が外側に出てますか?

これを間違えるといけません。
亡くなられた方の衣装となってしまいますよ。

動画を見て着られる方で、たまに逆になっている事があるので注意してくださいね。

腰紐はしっかり締める

浴衣も着物とおなじく「腰紐」がカナメ!!

この紐はとにかくしっかり締めてください。

こんなに締めても汗を吸うと驚くほど緩くなりますから。

ただ、身長が高い方や胸がたっぷり豊かな人の場合、裾をくるぶしに決めると「おはしょり」が作れなくなってしまう。
そういうこともあります。

その時は、まず腰紐を少しだけ下に引き下げてみて。こうする事でおはしょりが出やすくなりますから。

帯はじっくりしっかり締めて

帯を巻くとき、女性もお子様も2巻、男性は角帯なら3巻(ただし長さに余裕がなければ2巻でもいいです)します。

1巻目でじわっとくるように締め、2巻目でもしっかり締めます。

1巻目がゆるいと歩く振動だけでどんどん緩んで落ちますよ。

自分の体の前で帯を結んだら、クルッと後ろに回しましょう。

このときは体の右側へ回してください。
せっかく整えた胸元が乱れないように、右方向ですよ。

実際に着付け師が着せるときには、もっともっとたくさんのポイントがあります。

体型に合わせてヒップの布の張り具合を調整する

腰紐以外には結び目を作らない

衣紋の抜き具合は程よく体型に合わせて

…などなど

ですが今日は、とくに大切なとこだけお話しさせてもらいました。

せっかく浴衣を着たんですから、楽しくお出かけしてください。

次は浴衣での外出についてお話ししますね。

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